弘前大学

【学内向け】令和6年度 廃液講習会を実施

2024.08.05

令和6年度 廃液講習会について

講習会詳細

日時:2024(令和6)年5月8日(水)14:30~16:00
開催形式:Teamsによるオンライン形式
参加人数:183名

テーマ

「廃液処理方法について ~実験廃液分別の必要性 産業廃棄物処理会社の目線から~」
1.「産業廃棄物」(産廃)とは?
2.「産業廃棄物」の処理について
3.大学での「産業廃棄物」の取扱、分別、事故事例について
(講師:ジャパンウェイスト株式会社 環境事業部 仙台営業所 仙台営業課 課長 井口 史興 氏) 

内容

本学の廃液収集運搬処理業者であるジャパンウェイスト株式会社 井口 史興講師による「廃液処理方法について ~ 実験廃液分別の必要性 産業廃棄物処理会社からの目線から ~」と題した講習会を実施しました。産業廃棄物の説明、産業廃棄物の処理方法(種類?基準?分類、処理の流れ)、実際の事故事例について解説がありました。

例年説明されている「有事には排出事業所責任が問われるということ」に加え、今回は混合事故の誤った考え方として「例:カドミウム又はその化合物、廃酸、廃アルカリは基準値0.3mg/L以下。1mg/L=1ppm。1ppm→%表記→0.0001%。廃液の混合を『1%以下の少量だ』と考えるのはとんでもないことで、1%=10,000ppm!基準値を4桁以上オーバーの高濃度」という、排出者として正しい知識?意識を事業者には持ってもらいたいということも盛り込まれました。

また、大学での事故事例を照会し、誤った廃液搬出だと収集運尾案処理業者だけではなく、大学関係者自身も事故に被災するということも詳しく解説されました。