弘前大学

青森県健康医療福祉部長によるオンライン診療に関する講演会を開催

2024.06.10

2024(令和6)年6月5日(水)、弘前大学医学部附属病院大会議室において、守川 義信 青森県健康医療福祉部長(前厚生労働省総務課オンライン診療推進専門官)をお招きし、オンライン診療に関する講演会を開催しました。

本講演は「オンライン診療を活用した地域医療貢献について」と題し、今般の医療提供体制を取り巻く状況からオンライン診療に関する指針等や診療報酬上の要件等についてご説明いただくとともに、本年1月の能登半島地震後に現地でオンライン診療による被災地医療支援を整備された経験などもご紹介いただきました。

弘前大学の第4期中期計画にもあるとおり、附属病院では地域における医療提供体制の改善に向けて遠隔医療を推進しており、すでに「遠隔コミュニケーションアプリを用いた救急医療機関や救急隊との情報共有」や「遠隔透析管理」など、いわゆる医師間(D to D)では複数の分野において運用が始まっています。

今後、医療資源の乏しい地域の専門診療への医療アクセスの改善や医師の働き方改革を踏まえた効率的な診療支援などを推進するため、本格的に医師と患者間(D to P (with D/N))によるオンライン診療を展開していくことを検討しております。