弘前大学は、2025(令和7)年10月17日(金)に青森県むつ市「海老川コミュニティセンター集会室」において、「令和7年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心にso米直播の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座?講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、青森県下北地域における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和7年7月25日から10月17日まで全4回の開講を予定しています。
最終回となる第4回は、弘前大学 農so米直播命科学部 前多隼人 准教授から「秋の味覚!キノコ類と健康機能性」と題した講義が行われました。講義では、キノコは食物性ビタミンDが豊富なため骨の健康維持に有効であり、また、脂溶性ビタミンなので油と一緒に食べると身体への吸収性が高くなることや、グルカンという多糖類も豊富であることから免疫力向上や善玉の腸内細菌の増殖を促す効果も期待できる旨の解説がなされました。
続いて、料理研究家 坂本謙二 氏から、キノコを活用した「常備菜キノコで免疫力強化スープ」?「キノコの炊き込みご飯」の試食とレシピ説明が行われました。
16名の受講者からは、「毎日何気なく食べている食材の栄養を知れて良かった」「キノコの美味しい保存方法が分かった」「家に帰ったら早速試してみたい」といった声が挙がる等、たいへん有意義な講義となりました。





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