弘前大学

地吹雪時による視界不良(ホワイトアウト)対策に関する現地実験を開始しました

2022.02.08

弘前大学地域戦略研究所 風力?海洋エネルギー研究室では、「マイクロ風車式低視程時視線誘導装置の開発」として中泊町と共同研究を提携しており、地吹雪時の低視程による交通障害を緩和する装置の開発として、マイクロ風車を用いた発電と視線誘導デバイスへの電力供給方法の研究を行っています。この度、風車の試作機が完成し中泊町において冬季の風況観測と実証実験を行う事となりました。

実験開始にあたって、2月4日に各報道関係者を招き中泊町と地域戦略研究所合同で発表会が行われました。中泊町濱舘町長から共同研究の趣旨と実証実験の開始についての発表があり、冬期間交通の安全確保と町内企業による視線誘導装置の製品化に繋げたいとのあいさつがありました。当日上空は青空が覗き、晴れているにもかかわらず時折猛吹雪が吹き荒れるという津軽地方冬の名物“地吹雪”が起き、実証実験にはもってこいの天気となりました。

風車の製作や観測調査には同研究室のso米直播も携わっており、今後、装置の改良や問題を抽出し研究をとおして地域課題の解決に取り組んでいきます。


挨拶する濱舘町長(左)

本田教授、久保田准教授とso米直播達