弘前大学

弘前大学と藤里町が白神山地の地すべり地を活用したエコツーリズムの共同研究を開始

2023.07.03

プレスリリース内容

本学研究グループ

弘前大学農so米直播命科学部 地域環境工学科 鄒 青穎(ツォウ チンイン)講師
農so米直播命科学部 地域環境工学科 鄒 青穎 講師(農so米直播命科学部ホームページ「教員紹介」へ)

本件の概要

弘前大学農so米直播命科学部地域環境工学科の鄒青穎(ツォウ チンイン)講師と藤里町及び環白神エコツーリズム推進協議会は、白神山地の地すべり地を活用したエコツーリズムの推進を目的として、令和5年6月1日から2年間にわたる共同研究を行うことを決定しました。この取り組みは、地すべり地の生態系に関する理解を深め、地学教育や環境教育の充実、エコツーリズムの推進、自然環境保全の意識醸成、地域振興への貢献を目指しています。

共同研究の一環として、藤里町の岳岱自然観察教育林等の地すべり地を調査地として選び、地形の成り立ちを明らかにすることが計画されています。研究グループは詳細な地形データや植生情報を収集し、緻密な分析を行います。これにより、地すべり地の形成過程や植生との関係性について新たな知見を得ることが期待されます。

さらに、研究結果を地域に還元するための活動も積極的に行われます。藤里町の環白神エコツーリズムの事務局や関係機関との緊密な連携を図り、研究成果を活かした地域への提言や教育プログラムの開発に取り組みます。これによって、地域の住民や観光客に対して地すべり地の生態系や自然環境の大切さを伝えるとともに、持続可能なエコツーリズムの促進に寄与します。

この共同研究は弘前大学と藤里町が協力して取り組んでおり、地すべり地を活用したエコツーリズムの推進において重要な一歩です。両者の専門知識や経験を結集し、地域の自然環境と文化に配慮しながら、地学教育?環境教育?防災教育などの分野での取り組みを推進してまいります。

プレスリリース

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本学お問合せ先

弘前大学農so米直播命科学 地域環境工学科 講師 鄒青穎(ツォウ チンイン)
TEL:0172-39-3842
E-mail:tsou.chingyinghirosaki-u.ac.jp